
2009年1月3日、ビットコインの最初のブロック(ジェネシスブロック)が生成されました。
それから約17年後の2026年3月9日、ビットコインの発行枚数はついに2,000万枚に到達しました。
最大発行枚数2,100万枚のうち、ここまでで供給の大部分が発行されたことになります。
ビットコインは、発行できる枚数の上限があらかじめ決められている暗号資産です。
その最大発行枚数は 2,100万枚 とされており、プログラムによって管理されています。
そのため、誰かの判断であとから発行量を増やしたり、減らしたりすることはできません。
マイニングによって少しずつ発行されてきたビットコインですが、今回の2,000万枚到達は、ビットコインの供給を考えるうえで大きな節目といえます。
では、ビットコインはどのような仕組みで発行されているのでしょうか。
この記事では、ビットコインの発行枚数の仕組みや、今回2,000万枚に到達したことの意味について解説します。
あわせて、半減期による発行ペースの変化や、現在までに失われたと考えられているビットコインについても見ていきます。
- ビットコインの発行枚数が 2,000万枚に到達した意味
- ビットコインの最大発行枚数が 2,100万枚と決められている理由
- 残り100万BTCが100年以上かけて発行される仕組み
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紫乃それでは解説をはじめます。
ビットコインの発行枚数が2,000万枚に到達
ビットコインの発行枚数が、2026年3月9日、ついに2,000万枚に到達しました。
現在もマイニングによって新しいビットコインが発行されていますが、そのペースは年々ゆるやかになっています。
今回、発行枚数が2,000万枚に到達したことで、ビットコインの供給の大部分がすでに市場に出ていることになります。
ビットコインの最大発行枚数は2,100万枚
ビットコインの最大発行枚数は 2,100万枚 と決められています。
この上限は、ビットコインのプログラムに組み込まれており、途中で変更することはできません。
中央管理者が存在しないビットコインでは、通貨の発行ルールもあらかじめ決められています。
そのため、ビットコインは「発行上限が決まっているデジタル資産」として知られています。
すでに95%以上が発行されている
今日、上限2,100万枚のビットコインのうち2,000万枚が発行されたことで、すでに全体の95%以上が発行済みとなりました。
最大発行枚数が2,100万枚であることを考えると、残り100万枚を切ったことになります。
つまり、ビットコインは誕生から十数年のあいだに、ほとんどの供給が発行されたことになります。
ただし、残りのビットコインがすべて発行されるまでには、まだ100年以上かかるとされています。
これは、ビットコインの発行ペースが時間とともに遅くなるよう設計されているためです。
残りのビットコインはあと100万枚
今回、発行枚数が 2,000万枚 に到達したことで、まだ発行されていないビットコインは 残り約100万枚 となりました。
つまり、これから新しく市場に供給されるビットコインは、最大でもあと 100万枚 しかありません。
ただし、この残りのビットコインが短期間で一気に発行されるわけではありません。
ビットコインでは、発行ペースが徐々に遅くなるように設計されています。
残り5%が発行されるまで100年以上かかる
ここがビットコインの発行設計の面白いところです。
これまでの十数年で、約 2,000万枚 が発行されました。
しかし、残りの 約100万枚 がすべて発行されるのは 2140年頃 と考えられています。
つまり、これまで十数年で供給の大部分が発行された一方で、残りのわずかな枚数を発行するのには 100年以上 かかる計算になります。
このような発行スケジュールになっているのは、ビットコインに 新規発行のペースが徐々に遅くなる仕組み があるためです。
その仕組みが、次に紹介する 半減期(はんげんき) とよばれるものです。
半減期によって発行ペースは遅くなる

ビットコインには、約4年ごとにマイニング報酬が半分になる 半減期 という仕組みがあります。
半減期とは、210,000ブロックごとにマイニング報酬が半分になる仕組みです。
ビットコインのブロックは平均すると約10分に1回生成されるので、210,000ブロックが生成されるまでに およそ4年 かかります。
マイニングでは、取引をまとめたブロックを生成したマイナーに対して、新しく発行されたビットコインが報酬として支払われます。
ビットコイン誕生当初、この報酬は 1ブロックあたり50BTC でしたが、半減期を迎えるたびに次のように減っていきます。
- 2009年 50 BTC
- 2012年 25 BTC
- 2016年 12.5 BTC
- 2020年 6.25 BTC
- 2024年 3.125 BTC
- 2028年 1.5625 BTC
- 2032年 0.78125 BTC
- 2036年 0.390625 BTC
このように、ビットコインは時間が経つほど新しく発行される量が減っていく仕組みになっています。
例えば、ビットコインが誕生した当初は、1日におよそ7,200BTCが新しく発行されていました。
しかし2026年現在では、1日に発行される量は約450BTCまで減っています。
このように、半減期を迎えるたびに新しく供給されるビットコインの量は少なくなっていきます。
そのため、これまで十数年で約2,000万枚が発行されているにもかかわらず、残りの約100万枚を発行するには、さらに100年以上の時間が必要になるのです。
ビットコインの発行ペース
ビットコインは、一定のペースで新しく発行されています。
新しいビットコインは、マイニングによってブロックが生成されたときに報酬として発行されます。
マイナーが取引をまとめたブロックを生成すると、その報酬としてビットコインが支払われる仕組みです。
ビットコインのブロックは、平均すると約10分に1回生成されます。
現在のブロック報酬は 1ブロックあたり3.125BTCです。
そして、1日に発行されるビットコインはおおよそ次のように計算できます。
3.125BTC × 約144ブロック(1時間あたり6ブロック × 24時間) = 約450BTC / 日
このように、ビットコインは完全にランダムに発行されるわけではなく、あらかじめ決められたルールに従って少しずつ供給されています。
最初の十数年でほとんどが発行されている
ビットコインの発行スケジュールで特徴的なのは、最初期の段階で非常に多くのビットコインが発行されるという点です。

誕生した当初のマイニング報酬は 1ブロックあたり50BTC でした。
平均すると約10分に1ブロック生成されるため、当時は 1日におよそ7,200BTC が新しく発行されていた計算になります。
その後、約4年ごとに半減期を迎えるたびに報酬が半分になり、新しく発行される量は徐々に減っていきます。
この仕組みによって、ビットコインは誕生から十数年のあいだに、供給の大部分が発行される設計になっています。
半減期ごとの発行割合
ビットコインは半減期を迎えるたびに、発行量の割合が次のように増えていきます。
| 期間 | ブロック報酬 | 累計発行割合 |
|---|---|---|
| 2009〜2012 | 50 BTC | 50% |
| 2012〜2016 | 25 BTC | 75% |
| 2016〜2020 | 12.5 BTC | 87.5% |
| 2020〜2024 | 6.25 BTC | 93.75% |
| 2024〜2028 | 3.125 BTC | 96.875% |
例えば、2016年の時点で発行枚数はすでに総発行枚数の75%に到達しています。
その後も半減期を経て発行は続き、そして今日、ちょうど 95%にあたる2,000万枚目 が発行されました。
このように、発行枚数は着実に増えてきましたが、発行ペース自体はどんどん遅くなっています。
そのため、残り約100万枚のビットコインがすべて発行されるまでには、まだまだ長い時間がかかる設計になっています。
失われたビットコインの存在
ここまで説明してきたように、ビットコインは最大発行枚数が 2,100万枚 と決められています。
しかし、実際にはそのすべてが市場で利用できるわけではありません。
その理由のひとつが、すでに失われてしまったビットコインの存在です。
ビットコインは銀行口座のように管理者がいるわけではありません。
そのため、秘密鍵やウォレットのバックアップを失ってしまうと、そのビットコインを二度と取り出すことができなくなります。
実際に、過去にはハードディスクを捨ててしまったり、ウォレットのバックアップを紛失したりして、ビットコインを取り出せなくなったケースが数多く報告されています。
数百万BTCが永久に失われている可能性
このような理由から、すでに 数百万BTCが永久に失われている可能性がある と言われています。
ブロックチェーンのデータを分析する研究者の中には、300万〜400万BTC程度が失われていると推定している人もいます。
例えば、初期のマイニングで得られたビットコインの中には、10年以上一度も動いていないものも多く存在しています。
また、ビットコインの発明者とされる サトシ・ナカモト が保有していると考えられている約100万BTCも、これまで一度も動かされたことがありません。
こうしたビットコインが今後も動かない場合、実際に市場で流通しているビットコインの量は、発行枚数よりもかなり少ないことになります。
ビットコインを失わないために重要なこと
ビットコインは、銀行の預金とは仕組みが大きく異なります。
銀行口座であれば、パスワードを忘れてしまっても、本人確認をすれば口座を復旧することができます。
しかしビットコインの場合は、ウォレットに紐づいている秘密鍵を失うと資産を取り戻す方法がありません。
そのため、ビットコインを保有する場合は、ウォレットのバックアップや秘密鍵の管理がとても重要になります。
特に長期保有する場合には、秘密鍵をインターネットから切り離して保管できる ハードウェアウォレット を利用する人も多くいます。
ビットコインは自分で資産を管理できる自由度の高い仕組みですが、その分、管理の責任も自分自身にあるという点を理解しておくことが大切です。
まとめ
ビットコインの発行枚数は、今回ついに 2,000万枚 に到達しました。
ビットコインの最大発行枚数は 2,100万枚 と決められており、残りは 約100万枚しかありません。
ただし、その残りのビットコインがすぐに発行されるわけではありません。
ビットコインには約4年ごとに報酬が半分になる 半減期 があり、新しく発行される量は時間とともに減っていきます。
その結果、残りのビットコインがすべて発行されるのは 2140年頃 と考えられています。
さらに、ビットコインの供給について考えるうえで重要なのが、失われたビットコインの存在です。
ビットコインは秘密鍵を失うと取り戻すことができない仕組みです。
そのため、過去にはウォレットのバックアップを失ったり、秘密鍵を紛失したりして、ビットコインを取り出せなくなったケースも多くあります。
こうした理由から、すでに 数百万BTCが永久に失われている可能性 も指摘されています。
ビットコインを保有する場合は、ウォレットのバックアップや秘密鍵の管理など、資産を安全に保管するための対策も重要になります。
暗号資産は価格変動リスクを伴い、元本が保証されるものではありません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、投資判断はご自身の責任で行ってください。
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